障害者雇用Q&A

Q
高次脳機能障害者に適した業務を教えてください。

交通事故により高次脳機能障害を患った社員が、リハビリを終えて職場復帰します。
記憶障害があるようで、元の仕事に戻ることには本人も不安を感じています。

どのような業務を任せたらいいのでしょうか?

A

【高次脳機能障害の業務切り出し】障害の現れ方に合わせて、提供できる業務から始める。

高次脳機能障害による障害の現れ方はひとそれぞれで個別性が高いため、一概に「この種の業務が適している」とは言い難いです。障害状況を確認し、これまでの職務経験、本人の希望を踏まえて、会社が現在提供できる業務から始めてはいかがでしょうか。

高次脳機能障害については、以下もご参照ください。

▼高次脳機能障害とはどのような障害ですか
https://company.fvp.co.jp/faq/koujinoukinou-syougai/

一般的には“手順の決まった定型業務”、“判断基準が明確な業務”が向いていると言えます。
参考までに業務例をご紹介します。

【事務系業務】

・データ入力(PC使用)
・紙媒体の電子データ化
・郵便物の仕分け、発送
・資料印刷、ファイリング

【作業系業務】
・品出し、バックヤード業務
・倉庫内ピッキング業務
・組立、解体
・清掃

【その他】
・介護補助
・調理補助
・印刷補助 など

復職当初は可能な範囲の業務量から始め、様子を見ながら担当業務を広げていくとよいでしょう。
本人ができると思っていることと、実際にやってみてできることが異なる場合もあります。
業務の見極めや、本人の希望と相違があった場合の伝え方などについて、支援機関と連携して進めることをおすすめします。


▼FVPの精神障害者採用セミナー(無料)では、実際の業務切り出し例を交えながら、より詳しく解説をしています。 
https://company.fvp.co.jp/fp18/

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