障害者雇用Q&A
Q
はじめて発達障害者を面接しました。コミュニケーションには問題がなさそうなので、予定していた実習を取りやめ、すぐに採用したいと考えていますが大丈夫でしょうか?
発達障害はコミュニケーションが難しい障害と聞いており、本人も苦手意識がありましたが、面接の受け答えはスムーズで安心しました。他社の選考も進んでいるとのことで、採用プロセスを短くしたいのですが、実習はカットしても問題ないでしょうか。
発達障害はコミュニケーションが難しい障害と聞いており、本人も苦手意識がありましたが、面接の受け答えはスムーズで安心しました。他社の選考も進んでいるとのことで、採用プロセスを短くしたいのですが、実習はカットしても問題ないでしょうか。
【実習の有無】コミュニケーションのレベルと業務遂行のレベルは比例しないことがあります。業務上の得意・不得意をお互いに把握するためにも実習の実施をおすすめします。
発達障害は、目にみえにくい障害です。短時間の面接だけでは、障害特性が現れにくい場合が往々にしてあります。
面接の受け答えはスムーズであっても、業務上求められるスキルである「報連相」に苦手さが見られたり、情報量・伝え方によってできるはずのことができなくなってしまったりする場合があります。
面接という短い時間での会話のキャッチボールが想定よりもできたからといって、業務上のいわゆるコミュニケーションもスムーズであるとは限りません。
ご本人も「苦手意識をもっている」とのことですので、障害理解がきちんとできていれば、業務遂行上の課題となり得ることに対する自分なりの工夫や対応策を持っているかもしれません。実際の職場環境においてその対応策が有効であるのかを、ご本人も採用側も見極める機会として実習を実施しておくことをおすすめします。
発達障害のある方の職場での課題や対応策については、以下の項目も合わせてご参考にしてください。
Q発達障害者は作業が正確にできると思っていましたが・・・
https://company.fvp.co.jp/faq/hattatsusyougai_tokuseinotigai/
Q発達障害者への指示出しのポイントを教えてください。
https://company.fvp.co.jp/faq/hattatsu_shiji/
実習は、入社後のミスマッチを防ぐために有効なプロセスのひとつです。特に、見た目に障害特性やそれによる課題が見えにくい候補者の採用時にはオススメです。
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