当時は知的障害者の雇用が様々な職域で進み始めた頃で、県内で先進的な取組を起こそうとしていたのが、諏訪市に本社があるセイコーエプソン株式会社でした。同社が打ち出したのは、特例子会社であるエプソンミズベ株式会社の新たな拠点として、半導体製造に必要となる特殊な防塵衣のクリーニング工場を松本市に立ち上げ、知的障害者を雇用するというプロジェクト。そして、セイコーエプソンの人事部でこのプロジェクトを担...
トヨタループスは、トヨタ自動車株式会社を親会社として、2008年に設立されました。当時、トヨタでは、中途障害の社員を中心に身体障害者の雇用は進んでいたものの、障害を持つ社員の退職が今後進むことを見通しつつ、実雇用率を確保し、知的障害者や精神障害者の雇用も進める観点から、ループスの設立に至ったとのことです。
中電ウイングは、中部電力株式会社を親会社として設立され、2003年に事業を開始しました。現在は社員253名のうち、障害を持つ社員(チャレンジド)が129名。そのうち、知的障害を持つ社員が79名となっています。秋葉さんから会社の概況について説明を伺い、会社紹介の動画を拝見したのち、社内の見学へ。
今後の障害者雇用の推進に関しては、法定雇用率の段階的な引上げ(2.3%→2.5%→2.7%)とともに、2025年4月に、除外率を原則10%引き下げることが決まっています。これらの大きな変更に向けて、除外率の適用がある業種では、どのように取り組もうとしているのか? 鉄道好きの私は、3月の株式会社京王シンシアスタッフへの訪問に続いて、JR東日本グリーンパートナーズを訪ね、お話を伺う機会をいただきました...