障害者雇用Q&A

Q
【発達障害】作業量が多いと意欲を失う発達障害者社員への対応
発達障害のある社員をはじめて雇用しました。業務スキルはそれなりにあるのですが、作業量が多いととたんに意欲を失い、業務が進まなくなってしまいます。作業量が多いからこそお願いしたいので、何とかならないものでしょうか。

A
作業量が多い時には小分けして指示をする。単調な作業・苦手な作業が続かないよう業務スケジュールを工夫する

精神・発達障害のある方の中には、長時間、集中力を維持することが苦手な方も見られます。ご相談の場合も、作業量が多いと集中力を維持しなくてはならないため、見通しが持ちづらく、意欲の低下につながっているのかもしれません。

このように、作業量が多いことで意欲の減退が見られる時には、小分けにして指示すると良いでしょう。
例えば、「1番から200番までを今日中に終わらせてください」ではなく、「1番から50番までを10時までに終わらせてください」。その業務が完了後、「では、51番から100番までを12時までに終わらせてください」というようにです。ゴールは近い方が、集中力が続きます。

また、誰にでも言えることではありますが、単調な作業や苦手な作業を長時間、休みなく行うことは難しいものです。合間に得意な作業や、身体を使う作業などを入れるなど、業務スケジュールを工夫すると、集中力の低下を防ぐことができます。

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