障害者雇用Q&A
Q
本人がいいと言えば、残業を頼んでもいいのでしょうか?
店舗のバックヤードで知的障害の方に働いてもらっています。仕事も覚え、戦力として頑張ってくれています。店舗が忙しい時は残業を頼みたいと思うのですが、本人がいいと言えば問題はないでしょうか。
本人がいいと言えば、残業を頼んでもいいのでしょうか?
店舗のバックヤードで知的障害の方に働いてもらっています。仕事も覚え、戦力として頑張ってくれています。店舗が忙しい時は残業を頼みたいと思うのですが、本人がいいと言えば問題はないでしょうか。
A
▼障害者社員のモチベーションを維持しながら、特性・体力に見合った業務を提供するには、障害特性や雇用管理のコツを理解しておくと良いでしょう。FVPの精神障害者雇用セミナー(無料)では、事例を交えてお伝えしています。
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【残業の依頼】障害特性に起因する「疲れやすさ」がある人もいます。本人、および支援者の意向を確認して問題なければ残業も可能ですが、第三者の視点で体調管理に気を配るとよいでしょう。
基本的には残業してもらうことに問題はありません。
ただし、障害特性に起因して予定変更が苦手な方、自分の生活リズムにこだわりのある方もいます。そのような方の場合は、残業の依頼をなるべく早い段階で伝えるようにしましょう。その際には「何時まで」「何の仕事を」を明確に伝えるとわかりやすく、引き受けやすくなります。
また、頼まれると断れず、本人の意向とは異なるのに残業を引き受けてしまい後日課題が発生するケースも考えられます。
断れないままに残業が続いてしまうと、疲れが体調に出てしまう方もいます。その日は大丈夫でも、前日に遅くまで働くことで翌日以降の業務に支障が出るなら残業は避けた方がいいかもしれません。
自分の体調変化に気づかなかったり、発信できないことで本人が無理をしてしまうケースもあります。本人と合わせて、ご家族や支援者を通じて本人の意向を確認してもらうといいでしょう。
一般的に、知的障害の方は精神障害の方に比べると体力面の課題は少ないと考えられますが、朝礼などの時間を利用して、毎日体調を3段階(よい、普通、悪い)で聞くなど、第三者の視点で体調管理には注意を払うことをおすすめします。
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