障害者雇用Q&A

Q
【統合失調症】新しい業務を覚えられない精神障害者社員のスキルアップ
精神障害者社員(統合失調症)のスキルアップに困っています。新しい仕事をやってほしいというと「自信がない」「自分にはできない」と言われてしまうことが頻繁にあります。マニュアルを用意したうえで新しい業務を依頼するのですが、なかなか頭にはいらないようです。そもそも、向上心があるのかもわからなくなりました。

A
新しいことに対する不安は、統合失調症の特性の一つ。不安を和らげる言葉がけを行いながら、スモールステップで進めていく。

新しいことに対する不安は、統合失調症の特性の一つと捉えてよいでしょう。
 
そのため、新しい業務に取り組んでほしいときには、まず、今の仕事がうまくできていることを伝え、そのスキルを応用すれば、こういった新しい仕事も十分やってもらえると考えていることを伝えます。
その上で、「マニュアルをみながらやれる」「わからなかったことがあったらいつでもきいてよい」「やってもらえると助かる」と、本人の不安を和らげる言葉をかけていくとよいでしょう。
 
実際、作業の習得やスピードの向上に時間がかかることがみられる障害ですので、目標はスモールステップで設定することをお勧めします。
定期的に振り返りを行い、評価を行うことで向上心につなげることが期待できます。

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