障害者雇用Q&A

場にそぐわないプライベートな話題を持ち出すのは、本人の性格や障害の特性によることが多い。本人と話し合い、適切な場面や時間で話せるようルールを決めるとともに、支援機関の協力も得て、改善をサポートする。

社内での不適切なコミュニケーションは改善が必要です。本人の気持ちやコミュニケーションの特徴を考慮しつつ、業務に集中できる環境を整えましょう。

対応方法としては、
①まずは本人と話し、どのような意図があるのか、聞き取ります。問題に気づいていないこともあるため、「業務中のプライベートな話によって、仕事がスムーズに進まなくなることがある」といった具体的な説明をして、本人の理解を促します。そのうえで、「プライベートな話は、休憩中にする」とルール化してしまうことも有効です。
②対人スキルが不十分で、職場での会話の適切な範囲に気づきにくいこともあります。支援機関に相談し、対応策を一緒に考えてもらっても良いでしょう。
③仕事の内容や時間を細かく区切り、業務に集中できるようにすることで、業務と無関係な話が減る場合もあります。「この時間はこの仕事に集中する」「次はこれをやる」と具体的な指示を与えることで、業務に意識を向けやすくなります。④定期的な面談を通じて、職場でのコミュニケーションに関するフィードバックを行い、少しずつ自覚をもってもらうことが重要です。