障害者雇用Q&A

Q
集約型で障害者が働いているチームに異動になった場合の心がまえについて
人事部内に組織化されている障害者10名のBPOチームに異動になりました。もともと情報システム管理部門で行っていたPC管理やデータメンテナンスの業務を障害者チームが担うことになったことで、指導役、また業務の橋渡し役として自分に白羽の矢が立ちました。障害のある方たちと席を並べて働くのは初めてで不安を感じています。気を付けることを教えてください。

A
朝礼、終礼、日報などからメンバーの状況を把握しつつ、積極的なコミュニケーションを図る。自己開示で信頼関係を作る努力を。業務依頼は端的に、わかりやすさを心がける。

新しい部署への異動はどこの部署でも緊張するものですね。障害者チームだからといって、全員の障害特性や配慮事項を頭に入れて、など気負う必要はなく、チームメンバーにまずは自分のことを知ってもらえるよう積極的にコミュニケーションをとりましょう。メンバーを理解するには、朝礼、終礼の場面や、日報の内容から状況を把握するのも良いでしょう。マネジメントのポイントは、①一度に複数のことを頼まない、②依頼内容は、できれば手順書を示すなどして、シンプルに伝える、③依頼したことは必ず経過や結果を確認することなどです。指摘事項がある場合は、時間を置かずに伝えることも重要です。最初の仕事は新たな業務についての解説からになると思いますが、最初から欲張らず、工程の一部でも、正確・確実に遂行できるようにすることを意識すると良いでしょう。

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