障害者雇用Q&A

フレックスタイムや通院休暇など、通院に配慮した制度を導入している企業がある。制度以外にも、相談対応や職場の理解促進などにより気兼ねなく通院できる職場づくりが重要。

働く障害者が健康管理をしやすくし、安心して勤務できる環境を提供するためにも通院の配慮は大切です。

具体的な施策として「フレックスタイム制度の導入」や、「通院休暇・特別休暇の付与」などを行っている企業があります。特に入社直後の通院に配慮して、一般的に入社半年後に10日間付与される有給休暇を、入社直後に5日、半年後に5日と分けて付与している企業もあります。ただ、一般社員と同じ就業規則のもとで就業している場合、規程を即座に変えるのは容易ではないでしょう。その場合でも、通院時に気兼ねなく休めるよう業務を調整したり、健康面の不安について産業医に相談できるようにすることも、関連した配慮事項となります。他の社員に向けて、通院が必要な障害者への理解を深める取組も重要です。