障害者雇用Q&A
Q
はじめての精神障害者採用。どのような基準で採否を決めればよいのでしょうか?
はじめて精神障害者を採用することになりました。いったい何を質問すればよいのか、何をポイントに採否を決めればよいか、全くわからず不安です。
はじめて精神障害者を採用することになりました。いったい何を質問すればよいのか、何をポイントに採否を決めればよいか、全くわからず不安です。
【採否基準】基本的な採否判断のポイントに加え、職業準備性と呼ばれる「どの職業にも共通して必要とされる基礎的な要件」を確認しましょう。
基本的なポイントは一般社員の採用基準と同じです。「意欲、応募動機」「職務遂行能力」などが主な判断ポイントです。
精神障害者を採用する上で確認したいのは、職業準備性と呼ばれる「どの職業にも共通して必要とされる基礎的な要件」の部分です。職務遂行能力が高くても、自身が自分の障害や疾患について正しく理解していなかったり、自己管理ができない人も見られます。そのようなケースの場合、採用後に体調を崩した際に適切な対処ができなかったり、安定して出勤ができず離職してしまうこともありますので、注意が必要です。
職業準備性を確認する上での具体的なポイントは次のようなものです。
① 障害や疾病管理に関すること
・障害(疾病)のことの理解や受容ができている
・障害(疾病)の悪化時、調子を崩しそうなときの前触れが理解できている
・障害(疾病)の悪化時、調子を崩しそうなときの対処法が理解できている、実践できている
②日常生活技能に関すること
・季節に合わせた服装や身だしなみに気を遣うことができる
・規則正しい生活を送ることができている
・あいさつや返事ができる
・報告や連絡ができる
・わからないことには質問や相談ができる
・周囲に助けを求めることができる
・失敗した場合は謝罪できる
・指示を理解し、指示に従うことができる
・感情をコントロールすることができる
・周囲と協調して仕事をすることができる
③基本的労働習慣
・1週間を通じて通勤できる
・職場の規則を守る
・就業時間中は仕事に取り組むことができる
▼職業準備性の他にも、障害者を採用するにあたり押さえておきたいポイントがあります。FVPの精神障害者採用セミナー(無料)では、基本の採用プロセスに沿ってわかりやすく解説しています。
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