障害者雇用Q&A
Q
契約社員、アルバイトなどの雇用形態での雇い入れを考えているのですが、「正社員」を希望される方が多いのでしょうか?
障害者雇用で初めて選考を行います。勤務時間や業務範囲が限られているため、現在の社内規定では正社員としての雇い入れができません。障害のある方も「正社員」を希望される方が多いのでしょうか。
障害者雇用で初めて選考を行います。勤務時間や業務範囲が限られているため、現在の社内規定では正社員としての雇い入れができません。障害のある方も「正社員」を希望される方が多いのでしょうか。
【雇用形態】「正社員」という言葉の解釈に、企業とご本人の間でギャップが生じている場合があります。まずは、「正社員」という言葉にこめられたご本人の希望を確認することをおすすめします。
正社員以外(契約社員、パート、アルバイトなど)の雇用形態で出される障害者求人に対して、採用選考の過程でご本人からよく聞かれる質問が「正社員登用の可能性」についてです。
これについて、可能性の“ある・なし”で回答するのではなく、「正社員」という言葉にこめられたご本人の希望を聞いてみましょう。
有期契約であることに対する「雇用の安定への不安」や「保険加入の可否」を心配される方が多いです。
例えば、契約社員、アルバイトなどの有期雇用契約であっても、企業としては原則更新を前提としている場合や、保険加入条件が正社員と変わらない場合は、その旨をきちんと説明することでご本人の希望をカバーすることができます。
補足的に、現在の社内規定上「正社員」に求められることをご説明してもよいと思います。
業務範囲や勤務時間の拡大を他の社員同様に期待される働き方が、全ての人にプラスであるかどうかは分かりません。
それらに一定の配慮のある環境で働くことのできる障害者求人を希望される方の場合、ご説明を聞いて「その働き方は自分には合わない」と感じる方もいるはずです。
ただ一方で、働き盛りの社会人が安定した雇用形態を求めることも当然のことです。
障害者雇用が軌道にのってきた段階で、障害者雇用枠の社員も適正に評価できる仕組みを検討し、正社員化する企業も少しずつ増えています。
「障害者の人事評価」については、下記のQ&Aもご参照ください。
▼障害者の評価はどう行えばいいか、基本的な考え方を教えて下さい
https://company.fvp.co.jp/faq/hyouka_kangaekata/
▼FVPの精神障害者採用セミナー(無料)では、このほか障害者採用のプロセスで準備したいこと、注意すべきポイントをお伝えしています。
https://company.fvp.co.jp/fp18/
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