社会福祉法人南高愛隣会(長崎県諫早市)
皆さん、こんにちは。
今回の訪問は、社会福祉法人南高愛隣会です。
南高愛隣会は、一昨年お亡くなりになった田島良昭さんが、1977年に設立。就労支援を含む障害者福祉の幅広い分野で、時代に先駆けた様々な取組を立ち上げてこられました。現在、法人の本部は長崎県諫早市にありますが、かつては雲仙市にあり、「雲仙に行ってきた」と言えば、この世界では南高愛隣会のことを意味します。
ところで、私は、厚生労働省で障害者雇用対策課長を務めた頃から、田島さんの厳しくも心優しいご指導を賜ったにもかかわらず、これまで「雲仙」に行ったことがありませんでした。このたび長崎県を訪問する機会ができたことから、この機会にぜひと思い立ち、同会の村木太郎理事に取り次いでいただき、6月20日、初めて訪問することができました。
南高愛隣会は、諫早市や雲仙市のほか、長崎県内の各地で事業を展開しています。その事業規模は、働く場を含む「日中支援」の定員総数が489名、ナイトケアなどの「生活支援」は462名、グループホームが132棟。職員数は、就労継続支援A型事業所の社員を含めて、700名に及びます。
訪問した当日は、まず法人本部で酒井龍彦 専務理事から概要をご説明いただいた後、釣船一満理事と髙木美和さん(「ブルースカイ」「味彩花」の管理者)にご案内いただき、ほぼ一日をかけて、就労支援関係を中心に、諫早市と雲仙市にある拠点を訪問しました。ここでは、訪問した拠点・事業所を一覧でご紹介します。
○ LOCAL STATION FLAT
法人本部
ブルースカイ(就労継続支援A型)
長崎県地域生活定着支援センター〔後述〕
○ Carrer Design Support AeR
長崎障害者就業・生活支援センター
CAREER PORT リンク(自立訓練・生活介護)
CAREER PORT ほんまち(就労移行支援・自立訓練・就労定着支援)
長崎能力開発センター ポステック科
○ コロニーエンタープライズ(就労継続支援A型・B型)
○ 味彩花(就労継続支援A型)
○ 雲仙・虹(更生保護施設)〔後述〕
○ 瑞宝太鼓(就労継続支援A型)〔後述〕
見学した就労継続支援A型の事業所のうち、「ブルースカイ」(定員20名)と「味彩花」(20名)では、弁当などを製造して販売。この日は、近隣の福祉施設やグループホームへの配達分など、両事業所であわせて、朝昼夕の約2千食分を作るとのことでした。早番・遅番など勤務シフトを組んで、台風接近で非常食を提供する場合などを除き、毎日欠かすことなく提供。お正月のおせち料理も好評だそうです。
「コロニーエンタープライズ」では、素麺やうどんなどの麺類を製造。麺の製造・乾燥などの工程をA型(20名)の社員が担当し、B型(20名)の皆さんが出荷に向けた箱詰め作業を行っていました。こちらも一日の生産量が約1トン、素麺の束にして、およそ2万束分という規模。最近では、雲仙市のふるさと納税の返礼品としても注目され、生産が追いつかないような状況だそうです。
これらの事業所では、国際基準であるHACCP(※)の認証を取得。厳格な衛生管理を徹底しています。
※HACCP(ハサップ)
食品等事業者自らが、食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法。
南高愛隣会の様々な取組の中で、私が最も特徴あるものと考えるのは、「罪に問われた障害者・高齢者への支援」です。田島さんが強い思いを持って、亡くなる直前まで力を尽くしておられたのも、この事業ではないでしょうか。今回の訪問では、「地域生活定着支援センター」と更生保護施設である「雲仙・虹」の取組について、それぞれ詳しくお伺いすることができました。
私は、山本譲司さんの「獄窓記」(2003年)を読んだ時の衝撃を、今でもはっきりと記憶しています。刑務所には、そんなに多くの障害者がいるのか。しかも、犯罪を繰り返す人も少なくないという・・・。その時、私はただ衝撃を受けただけでしたが、田島さんは直ちに行動を起こし、厚生労働科学研究による調査研究を行い、その成果をもとに、この問題を解決するための仕組みを作り上げたのでした。
そのひとつが「地域生活定着支援センター」です。2009年、それまでほとんど連携がなかった司法と福祉をつなぐセンターとして、長崎県からの委託により、南高愛隣会が全国で初めて開設。現在では、国の事業として、各都道府県に1か所ずつ設置されています。
センターでは、まず「出口支援」に取り組みました。刑務所を出所する障害者や高齢者について、保護観察所と連携しながら、住まいの確保を支援するなど、地域生活への移行を支援します。
その後、支援の効果を高めるためには、より早い段階からの支援が重要との観点から、入所前から相談支援を行う「入口支援」も開始。2021年からは、検察や弁護士との連携のもと、被疑者として裁判を受ける段階から支援する取組も始まっています。
これまでにセンターによるこれらの支援を受けた人は、1105名(※)。他の都道府県の センターによる支援に移行した人もいる中で、長崎県内に帰住した人は556名とのこと。このうち350名が、自宅やアパート、グループホームで暮らす一方、残念ながら再犯・再入所に至った人は59名で、その約6割は、就労や福祉サービスなどの日中活動がなかった人たちとのことでした。
※約6割は窃盗罪。60歳代以上が約半数。
今年からは、さらに新しい事業として、長崎刑務所(諫早市)に入所中の受刑者(多くは刑期が比較的短い累犯者)に対して、職業準備性を高める作業や指導を行う「知的障害受刑者処遇・支援モデル事業」を開始しました。この事業では、県内の他の社会福祉法人とも連携・分担して、取り組んでいるそうです。
刑務所からの出所後、入所前、そして入所中と、事業の展開に目を見張るばかりです。
南高愛隣会では、更生保護施設(法務省所管)の運営にも取り組んでいます。
その「雲仙・虹」(定員20名)は、かつては入所施設だった建物を活用し、2009年、社会福祉法人として全国で初めて開設。高齢や障害により自立が困難な出所者などを保護する「指定更生保護施設」として、福祉の専門資格を持つスタッフが配置されています。
これまで受け入れた人数は、288名。このうち、帰住先が決まらない満期出所の人などを対象とする「更生緊急保護」が、155名とのことです。
更生緊急保護による施設の利用は、6か月まで(高齢・障害の場合は6か月の延長が可)。入所者と信頼関係を築き、地域生活への移行に向けた支援を行うためには、この利用期間では短いとの思いが聞かれました。地域生活への移行を円滑かつ着実なものとするためにも、法務省には運用の改善を期待したいと思います。
「雲仙・虹」の隣にある体育館では、「瑞宝太鼓」のメンバー6人による見事な演奏をご披露いただきました。
「瑞宝太鼓」は、定員15名の就労継続支援A型の事業所。すなわち、演奏を仕事とするプロの演奏家集団です。もともとは余暇サークルでしたが、メンバーの「プロになりたい」という声をきっかけに、2001年に事業化。今では、全国各地のホールや学校などで、年間100回を超える公演を行うほか、高齢者施設などでの講習会、被災地支援などの社会貢献活動も行っています。
コロナ禍では公演のキャンセル・延期が相次ぎ、興行収入も激減。「味彩花」の弁当の配達業務などでしのぎつつ、「ピンチをチャンスに」とオンライン活動を開始。Youtubeチャンネルを開設してライブ配信を行い、オンライン講習会も始めたそうです。
あれこれ書いているよりも、観ていただいたほうが早いと思います。こちらをどうぞご覧ください。
https://www.youtube.com/@user-bq2sx9rb2b/videos
公演ツアーで、雲仙を留守にすることも多いとのこと。雲仙で生の演奏を聴くことができたのは、とても幸運でした。
今回は訪問できませんでしたが、ご紹介しておきたいのは、結婚推進室「ぶ~け」です。南高愛隣会のリーフレットには、大きな文字で、
“「ふつうの場所で、愛する人との暮らしを・・・」南高愛隣会は目指します”
と掲げられています。この理念を具体化したのが「ぶ~け」です。
出会いのサポートから、夫婦・パートナー生活のサポート、子育て支援まで、「本人の思いを大切にする」ことを基本に応援。2003年の開設以来、これまでに47組のパートナーが成立しているとのことでした(「残念ながら解消に至ったケースもあるけども」とのお話でした)。
各拠点を一巡したあとの意見交換の場で、私が「ぶ~け」を話題にすると、この日一日ご案内いただいた髙木さん(「ブルースカイ」管理者)と、「瑞宝太鼓」管理者の宇野光央さんから、「実は近々、ブルースカイと瑞宝太鼓のメンバー同士の結婚式があるんです!」とのお話が。その話題でしばし盛り上がったおふたりの笑顔が、とても素敵でした。
今回の訪問で、南高愛隣会の歩みと実績をしっかりと学ぶことができました。
先進的な取組に挑戦し続ける南高愛隣会の、今後ますますの発展を心よりお祈り申し上げます。
*掲載した資料や写真は、各社からご提供いただいたものです。
*文中の「ショウガイ」の標記については、引用部分などを除き、法令と同様の「障害」としています。
今回の訪問は、社会福祉法人南高愛隣会です。
南高愛隣会は、一昨年お亡くなりになった田島良昭さんが、1977年に設立。就労支援を含む障害者福祉の幅広い分野で、時代に先駆けた様々な取組を立ち上げてこられました。現在、法人の本部は長崎県諫早市にありますが、かつては雲仙市にあり、「雲仙に行ってきた」と言えば、この世界では南高愛隣会のことを意味します。
ところで、私は、厚生労働省で障害者雇用対策課長を務めた頃から、田島さんの厳しくも心優しいご指導を賜ったにもかかわらず、これまで「雲仙」に行ったことがありませんでした。このたび長崎県を訪問する機会ができたことから、この機会にぜひと思い立ち、同会の村木太郎理事に取り次いでいただき、6月20日、初めて訪問することができました。
《一日かけて、就労支援の各拠点を見学》
訪問した当日は、まず法人本部で酒井龍彦 専務理事から概要をご説明いただいた後、釣船一満理事と髙木美和さん(「ブルースカイ」「味彩花」の管理者)にご案内いただき、ほぼ一日をかけて、就労支援関係を中心に、諫早市と雲仙市にある拠点を訪問しました。ここでは、訪問した拠点・事業所を一覧でご紹介します。
○ LOCAL STATION FLAT
法人本部
ブルースカイ(就労継続支援A型)
長崎県地域生活定着支援センター〔後述〕
○ Carrer Design Support AeR
長崎障害者就業・生活支援センター
CAREER PORT リンク(自立訓練・生活介護)
CAREER PORT ほんまち(就労移行支援・自立訓練・就労定着支援)
長崎能力開発センター ポステック科
○ コロニーエンタープライズ(就労継続支援A型・B型)
○ 味彩花(就労継続支援A型)
○ 雲仙・虹(更生保護施設)〔後述〕
○ 瑞宝太鼓(就労継続支援A型)〔後述〕
見学した就労継続支援A型の事業所のうち、「ブルースカイ」(定員20名)と「味彩花」(20名)では、弁当などを製造して販売。この日は、近隣の福祉施設やグループホームへの配達分など、両事業所であわせて、朝昼夕の約2千食分を作るとのことでした。早番・遅番など勤務シフトを組んで、台風接近で非常食を提供する場合などを除き、毎日欠かすことなく提供。お正月のおせち料理も好評だそうです。
「コロニーエンタープライズ」では、素麺やうどんなどの麺類を製造。麺の製造・乾燥などの工程をA型(20名)の社員が担当し、B型(20名)の皆さんが出荷に向けた箱詰め作業を行っていました。こちらも一日の生産量が約1トン、素麺の束にして、およそ2万束分という規模。最近では、雲仙市のふるさと納税の返礼品としても注目され、生産が追いつかないような状況だそうです。
これらの事業所では、国際基準であるHACCP(※)の認証を取得。厳格な衛生管理を徹底しています。
※HACCP(ハサップ)
食品等事業者自らが、食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法。
《罪に問われた障害者への支援を、全国に先駆けて》
私は、山本譲司さんの「獄窓記」(2003年)を読んだ時の衝撃を、今でもはっきりと記憶しています。刑務所には、そんなに多くの障害者がいるのか。しかも、犯罪を繰り返す人も少なくないという・・・。その時、私はただ衝撃を受けただけでしたが、田島さんは直ちに行動を起こし、厚生労働科学研究による調査研究を行い、その成果をもとに、この問題を解決するための仕組みを作り上げたのでした。
そのひとつが「地域生活定着支援センター」です。2009年、それまでほとんど連携がなかった司法と福祉をつなぐセンターとして、長崎県からの委託により、南高愛隣会が全国で初めて開設。現在では、国の事業として、各都道府県に1か所ずつ設置されています。
センターでは、まず「出口支援」に取り組みました。刑務所を出所する障害者や高齢者について、保護観察所と連携しながら、住まいの確保を支援するなど、地域生活への移行を支援します。
その後、支援の効果を高めるためには、より早い段階からの支援が重要との観点から、入所前から相談支援を行う「入口支援」も開始。2021年からは、検察や弁護士との連携のもと、被疑者として裁判を受ける段階から支援する取組も始まっています。
これまでにセンターによるこれらの支援を受けた人は、1105名(※)。他の都道府県の センターによる支援に移行した人もいる中で、長崎県内に帰住した人は556名とのこと。このうち350名が、自宅やアパート、グループホームで暮らす一方、残念ながら再犯・再入所に至った人は59名で、その約6割は、就労や福祉サービスなどの日中活動がなかった人たちとのことでした。
※約6割は窃盗罪。60歳代以上が約半数。
今年からは、さらに新しい事業として、長崎刑務所(諫早市)に入所中の受刑者(多くは刑期が比較的短い累犯者)に対して、職業準備性を高める作業や指導を行う「知的障害受刑者処遇・支援モデル事業」を開始しました。この事業では、県内の他の社会福祉法人とも連携・分担して、取り組んでいるそうです。
刑務所からの出所後、入所前、そして入所中と、事業の展開に目を見張るばかりです。
南高愛隣会では、更生保護施設(法務省所管)の運営にも取り組んでいます。
その「雲仙・虹」(定員20名)は、かつては入所施設だった建物を活用し、2009年、社会福祉法人として全国で初めて開設。高齢や障害により自立が困難な出所者などを保護する「指定更生保護施設」として、福祉の専門資格を持つスタッフが配置されています。
これまで受け入れた人数は、288名。このうち、帰住先が決まらない満期出所の人などを対象とする「更生緊急保護」が、155名とのことです。
更生緊急保護による施設の利用は、6か月まで(高齢・障害の場合は6か月の延長が可)。入所者と信頼関係を築き、地域生活への移行に向けた支援を行うためには、この利用期間では短いとの思いが聞かれました。地域生活への移行を円滑かつ着実なものとするためにも、法務省には運用の改善を期待したいと思います。
《和太鼓の見事な演奏を、プロとして》
「瑞宝太鼓」は、定員15名の就労継続支援A型の事業所。すなわち、演奏を仕事とするプロの演奏家集団です。もともとは余暇サークルでしたが、メンバーの「プロになりたい」という声をきっかけに、2001年に事業化。今では、全国各地のホールや学校などで、年間100回を超える公演を行うほか、高齢者施設などでの講習会、被災地支援などの社会貢献活動も行っています。
コロナ禍では公演のキャンセル・延期が相次ぎ、興行収入も激減。「味彩花」の弁当の配達業務などでしのぎつつ、「ピンチをチャンスに」とオンライン活動を開始。Youtubeチャンネルを開設してライブ配信を行い、オンライン講習会も始めたそうです。
あれこれ書いているよりも、観ていただいたほうが早いと思います。こちらをどうぞご覧ください。
https://www.youtube.com/@user-bq2sx9rb2b/videos
公演ツアーで、雲仙を留守にすることも多いとのこと。雲仙で生の演奏を聴くことができたのは、とても幸運でした。
《ふつうの場所で、愛する人と》
“「ふつうの場所で、愛する人との暮らしを・・・」南高愛隣会は目指します”
と掲げられています。この理念を具体化したのが「ぶ~け」です。
出会いのサポートから、夫婦・パートナー生活のサポート、子育て支援まで、「本人の思いを大切にする」ことを基本に応援。2003年の開設以来、これまでに47組のパートナーが成立しているとのことでした(「残念ながら解消に至ったケースもあるけども」とのお話でした)。
各拠点を一巡したあとの意見交換の場で、私が「ぶ~け」を話題にすると、この日一日ご案内いただいた髙木さん(「ブルースカイ」管理者)と、「瑞宝太鼓」管理者の宇野光央さんから、「実は近々、ブルースカイと瑞宝太鼓のメンバー同士の結婚式があるんです!」とのお話が。その話題でしばし盛り上がったおふたりの笑顔が、とても素敵でした。
今回の訪問で、南高愛隣会の歩みと実績をしっかりと学ぶことができました。
先進的な取組に挑戦し続ける南高愛隣会の、今後ますますの発展を心よりお祈り申し上げます。
《自社PR》
「生きる誇りへの、挑戦。」
わたしたち南高愛隣会は、これまで一人ひとりの「~したい」を、それぞれの夢を叶えるために、制度や常識にとらわれず、挑戦を続けてきました。
現在、就労継続支援A型の4つの事業所で、「麺製造」「給食製造」「和太鼓興行」の事業により、92名の障がいのある方の雇用を行い、働く喜びと社会生活での自立によって得られる誇りを支援しています。
これまでも、これからも、障がいのある方の「~したい」に真摯に向き合い、応援し続けます。
《会社概要》
社名 | 社会福祉法人 南高愛隣会 |
主な業種 | 第2種社会福祉事業 |
従業員数 | 699名 |
うち障害者社員の人数 | 110名 |
障害の内訳 | 身体:13名、知的:89名、精神:8名 |
URL |
*文中の「ショウガイ」の標記については、引用部分などを除き、法令と同様の「障害」としています。
土屋喜久(つちや・よしひさ)
株式会社FVP 執行役員
一般社団法人障害者雇用企業支援協会(SACEC) 顧問
学校法人ものつくり大学 理事長
1962年生まれ、群馬県出身。
厚生労働省において、障害者雇用対策課長、職業安定局長、厚生労働審議官を務め、障害者の雇用促進に深く関わった。
同省を退職後、2022年5月、SACECの顧問に就任。
本年10月、FVP・執行役員となる。
これからも障害者雇用へのかかわりを深めていきたいと考えている。