障害者雇用Q&A

Q
障害者を採用したら、質問ばかりされて自分の仕事がはかどりません…

「わからないことは聞いて」と言ったけど、「トイレに行ってきてもいいでしょうか…」 「ダンボールを片付けようとしたら、いつもと違う所が折れてしまって…」 など一つひとつ質問をされるたびに説明をしていると、自分の仕事ははかどりません。

A

【障害者の特性理解と対応】精神障害者の特性のひとつとして、「新しいことに対する不安が強く、緊張しやすい」という症状があります。初めての仕事に対して強い不安を感じていると、「とにかく質問をして、OKをもらう」ことで安心する人は少なくありません。

質問量を減らし的確に業務を進めていくための方法としては

・作業を定期的に確認し、何がOKで何がNGかを繰り返し伝える。
・質問するタイミングのルールを作る。
・わからないことはまとめてノートに記載しておいてもらい、あとから担当者が確認し質問に答える。
・質問したことを手順書にまとめ、分からない時に確認できるようにする。

などをおすすめします。
今回、質問ばかりになってしまったのには、次のような要因があると考えます。

・仕事に自信がなく不安だった。
・質問のルールをあらかじめ決めていなかった。

質問のルールをあらかじめ決めておき、できたことについてはその都度積極的にフィードバックをしていくことで本人に自信も生まれていきますので、効果的だと思います。


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