障害者雇用Q&A
Q
高次脳機能障害者の体調管理はどのようにすればよいのでしょうか。
高次脳機能障害者を初めて雇用することになりました。体調の管理に関して企業はどのように配慮すればよいでしょうか。
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A
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【高次脳機能障害者への配慮】疲労のサインや程度を把握し、こまめな休憩時間を導入するなどの対処をしましょう。
高次脳機能障害は、脳梗塞や脳出血などの脳血管に関連した疾患や、交通事故などで脳が損傷を受けることによって発症します。記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害、失語症などの症状がその典型的な症状です。すべての特性が現れるわけではありません。
脳の損傷があるため、残存している脳が損傷している脳の機能を補うことなどによって、発症する前よりも脳に負担がかかっていると言われています。一般的に脳が疲労しやすいことと、そのことを本人が自覚しにくい場合が多いので、休憩時間を定期的かつこまめに設定するなど、脳の疲労への対処が求められます。それでも就業時間中に、「あくび」「ぼーっとしている」「ミスの増加」といった症状が見られたら、その場で本人に伝えていくことも大切です。
また、障害を負ったことによる精神的なショックや感情のコントロールの問題によって、気分の落ち込みなどが見られる場合があります。てんかんや高血圧などを合併している場合もありますので、定期面談によってストレスや不安を緩和すると同時に、症状や服薬の自己管理の状況なども把握し支援機関とも情報共有しておくことが大切です。
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