障害者雇用Q&A
Q
注意しても反論ばかりする発達障害の社員の対応に困っています。
発達障害の診断を受けている社員と一緒に仕事をしています。パソコン入力が得意だと言われたので、主に労務関係のデータエントリー業務を担当してもらっているのですが、勝手に自分の判断で間違ったデータを入力することが頻発し困っています。その都度自己判断はしないようにと口を酸っぱくして何度も注意をしましたが、全く改善しません。
そればかりか「前の会社ではできていた」「できるように指導しない会社が悪い」などと強い口調で反論されてしまいます。このままではこちら側の方が精神的に疲弊してしまいそうです。
発達障害の診断を受けている社員と一緒に仕事をしています。パソコン入力が得意だと言われたので、主に労務関係のデータエントリー業務を担当してもらっているのですが、勝手に自分の判断で間違ったデータを入力することが頻発し困っています。その都度自己判断はしないようにと口を酸っぱくして何度も注意をしましたが、全く改善しません。
そればかりか「前の会社ではできていた」「できるように指導しない会社が悪い」などと強い口調で反論されてしまいます。このままではこちら側の方が精神的に疲弊してしまいそうです。
【発達障害】何度注意しても改善しないのは、どこを改善すべきか理解できていない可能性が大きい。「判断の基準」「相談の基準」をあらかじめ伝え、改善点を具体的に伝える。
「(本人が)できるように指導しない会社が悪い」と堂々と反論されると、言われた方がショックを受けてしまいますよね。ただ残念ながら、その発達障害の社員の方のご意見は、あながち間違いではないかもしれません。
その都度フィードバックし、何度言っても改善しないということですので、その発達障害のある社員の方は、注意されてもどこを改善すればよいのか理解ができていないと思われます。
「自己判断しないように」という伝え方ではなく、まずは「自己判断しない」ための「作業の基準」「判断の基準」「相談の基準」を伝え、理解してもらうことが必要でしょう。
理解できたかどうかを確認するためにも、復唱してもらうこともおすすめします。
改善のためのフィードバックはもちろん必要です。ただし口を酸っぱくして行うような感情的なフィードバックは、指摘する方も疲れますし、効果は低いので控えるべきでしょう。
具体的に「こうすればよい」ということを伝えれば、反論ではなく理解、納得してくださるはずです。
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