障害者雇用Q&A

Q
知的障害者の面接のポイントはありますか?

はじめて知的障害者を採用します。
面接では何をどのように質問すればよいのでしょうか。

A

【障害者面接の注意点と質問例】知的障害者は、知能の発達の遅れがあり意思伝達や対人的技能の面での苦手さを持っています。
人にたずねたり、自分の意見を言うのが苦手な人、漢字の読み書きや計算が苦手な方人に見られます。

抽象的な概念を理解することが苦手な場合が多いので、「実習はどうでしたか?」とたずねられても、どのように答えていいかわかりにくい人が多いです。
その場合は、「実習をやったなかで好きな仕事は何ですか?」というような形で、なるべく具体的にかみ砕いて質問するとよいでしょう。

 実は、知的障害者の中には、就職が自身の意思でない場合があります。
保護者や特別支援学校の教師が「就職させたい」と思い、求人に応募しているケースです。自分自身は就労の意思があまり高くないのに、就職してしまうと、就職後の勤務態度や意欲に悪影響が生じるケースの中には、実はこのような要因が存在している場合もあります。面接の段階では、本人がなぜ就職したいと思ったか、どうしてこの会社で働きたいと思っているのかについてしっかり把握をすることが大切です。

面接の席には、支援機関にも面接に同席してもらい、本人の特性、強み、配慮が必要な事項などについてより具体的な情報の把握につとめることもおすすめします。


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