障害者雇用Q&A

Q
【知的障害】時間の見通しを立てて作業することが苦手な知的障害者への対応
知的障害のある社員を1人、社内で雇用しています。清掃作業などを行ってもらっていますが、障害の特性上、時間の見通しをもって作業を行うことが苦手で、時間内に作業が終わらないことがしばしばです。何かよい手立てはあるでしょうか。

A
作業時間の細分化とタイマーの活用が効果的

知的障害のある方の中には、時間など抽象的な概念を理解するのが難しい方も見られます。そのため、「声がけがないと、同じ作業を繰り返してしまう」といったことは、よく聞かれます。

ご相談のケースの場合、改善の要素が2つあるように思われます。

1つは、「時間内に作業を完了できない」ということです。ご本人の作業ペースと作業時間が見合っていない可能性があります。作業を、例えば清掃エリアごとなどに細分化し、それぞれ目安となる作業時間を決めて実施するようにします。

2つ目は、「時間の見通しをもって作業を行うことが苦手」ということです。これについては、キッチンタイマーなどを使用して、作業終了時間をアラームで知らせるなどすると良いでしょう。何度も繰り返すことで、作業時間の感覚が身につく場合もあります。

▼FVPの精神障害者雇用セミナー(無料)では、このような雇用のコツを事例を交えながら解説しています。 
https://company.fvp.co.jp/fp19/

障害者雇用 関連トピックス

  • 障害者雇用Q&A集

    弊社に寄せられたご相談やご質問をQ&A形式で一挙ご紹介。  
    障害者雇用のご担当者が抱える「誰に訊けばいいのかわからない」  
    疑問やお悩みの答えが、きっとここにあります。
    • 精神障害者に「頑張れ」は禁句?
    • 一般社員に対してどこまで開示できるのか?
    • 発達障害者への指示出しのポイント
    • 体調を聞いても「大丈夫」としか言われない
    • ジョブコーチはどこまでやってくれるの?…など
  • 特例子会社 設立・事業戦略

    株式会社FVPは、特例子会社制度を活用することで企業価値向上に貢献する障害者雇用の実現を支援します。特例子会社のメリットデメリットをはじめ、設立、運営のノウハウや特例子会社のオピニオンインタビュー、FVPが設立や事業戦略の支援をした事例をご紹介。
    • 設立ノウハウ
    • 特例子会社 支援事例
    • オピニオンインタビュー
    • 特例子会社設立支援サービス