障害者雇用Q&A

Q
倉庫業務に従事する知的障害者。どのようにしたら作業に集中できるようになるでしょうか?

倉庫での商品の袋詰めを担当してもらっています。2時間くらい経つとあくびをして手が止まったり、倉庫内をウロウロとしてしまいます。日によっては居眠りをする時もあります。
知的障害者は単純作業をコツコツやるのが得意と聞いたのですが、どのようにしたら作業に集中できるようになるでしょうか。

A

【知的障害者への環境整備】知的障害者のすべてが単純な仕事をコツコツやれるということではありません。時間ごとに作業を区切ってメリハリをつけましょう。

確かに知的障害の中には簡単な作業をコツコツ続けるのが得意な人も少なくありません。しかし、逆に集中力の持続に苦手さがある人もいます。

今回のご相談の場合、気が散りやすく、飽きっぽい特徴のある方だったと考えられます。そのような場合は、簡単な作業をいくつか組み合わせて1日の流れにメリハリをつけるとよいでしょう。また作業の区切りで、リーダーに報告をさせるなど、動きを入れることも効果的な方法です。

また人によっては、周囲が気になってしまって集中できない可能性も考えられます。そのような場合には壁に机をつけ、壁に向かって作業をする、パーテーションなどで仕切りをつけるなど周囲が気にならないような環境を作ることで、作業の集中力を維持することができる場合もあります。


▼知的障害と同じく目に見えづらい障害である精神障害にも、雇用する上でのコツがあります。FVPの精神障害者雇用セミナー(無料)では、事例を交えて解説しています。 
https://company.fvp.co.jp/fp19/

【無料ダウンロード】
皆さまからのご相談・ご質問を79例掲載!

  • 障害者雇用Q&A集

    弊社に寄せられたご相談やご質問をQ&A形式で一挙ご紹介。  
    障害者雇用のご担当者が抱える「誰に訊けばいいのかわからない」  
    疑問やお悩みの答えが、きっとここにあります。
    • 精神障害者に「頑張れ」は禁句?
    • 一般社員に対してどこまで開示できるのか?
    • 発達障害者への指示出しのポイント
    • 体調を聞いても「大丈夫」としか言われない
    • ジョブコーチはどこまでやってくれるの? …など