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厚生労働省より「令和4年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況などの取りまとめ」が公表されました

障害者雇用ニュース

2023年6月2日

株式会社FVP

2023年5月31日に厚生労働省より「令和4年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況などの取りまとめ」が公表されました

【ポイント】  
障害者の就職件数が、コロナ禍以前の水準に向けさらに改善した

【概要】
1.新規求職申込件数・就職件数 
新規求職申込件数は 233,434 件(対前年度比 4.2%増)、就職件数は 102,537 件(対前年度比 6.6%増)となり、いずれも前年度を上回った。 コロナ禍以前の令和元年度と比較すると、新規求職申込件数は、前年度に引き続き令和元年度(223,229 件)を上回り、就職件数は令和元年度(103,163 件)に近い水準まで改善した。 

2.就職率(就職件数/新規求職申込件数) 
就職率は 43.9%で、対前年度差 1.0 ポイント増となった。 就職件数(件) 対前年度差(比) 就職率(%)(対前年度差) 身体障害者 21,914 1,085 件増( 5.2%増) 37.7(1.8 ポイント増) 、知的障害者 20,573 616 件増( 3.1%増) 57.8(0.2 ポイント増) 、精神障害者 54,074 8,189 件増(17.8%増) 43.8(1.4 ポイント増) 、その他の障害者(※) 5,976 3,533 件減(37.2%減) 37.0(4.3 ポイント減) 
合 計 102,537 6,357 件増( 6.6%増) 43.9(1.0 ポイント増) 
※「その他の障害者」とは、身体障害者・知的障害者・精神障害者以外の障害者をいい、具体的には、障害者手帳を所持しない発達障害者、難病疾患、高次脳機能障害者など。対前年度差(比)減は、ハローワークシステム刷新の影響により、令和3年度において障害者手帳所持者が一部計上されていた影響が大きい。 

3.就職件数の増加要因 
前年度に引き続き新規求職申込件数が増加するとともに、障害者の就職先として比較的高い割合を占める「医療,福祉」、「製造業」、「サービス業(他に分類されないもの)」、「卸売業,小売業」 において引き続き求人数が増加し、特に「卸売業,小売業」において令和4年度に求人数の増加幅が拡大したことによるものと考えられる。 

4.解雇者数(ハローワークに届出のあったもの) 
ハローワークに届出のあった障害者の解雇者数は 1,605 人で、前年度(1,656 人)を下回った