障害者雇用Q&A
Q
新しい仕事の手順を覚えられない高次脳機能障害者にはどう対処すれば良いでしょうか?
経理関係のチェックを依頼していたが、システム変更で担当業務がなくなり、別の仕事を担当してもらうことになった高次脳機能障害の社員がいます。PCを使った簡単なデータエントリーと照合業務が新しい仕事ですが、良く似たタイプの仕事なので、難しくはないと思って依頼しました。
ただ作業のたび、1つひとつ手順書を見ながらやっている様子。覚えるまでは時間がかかっても仕方ないと思っていましたが、1ヶ月たっても一向にスピードが上がりません。記憶に障害があると言われていましたが、作業の手順を覚えてもらうための良い方法はないでしょうか。
新しい仕事の手順を覚えられない高次脳機能障害者にはどう対処すれば良いでしょうか?
経理関係のチェックを依頼していたが、システム変更で担当業務がなくなり、別の仕事を担当してもらうことになった高次脳機能障害の社員がいます。PCを使った簡単なデータエントリーと照合業務が新しい仕事ですが、良く似たタイプの仕事なので、難しくはないと思って依頼しました。
ただ作業のたび、1つひとつ手順書を見ながらやっている様子。覚えるまでは時間がかかっても仕方ないと思っていましたが、1ヶ月たっても一向にスピードが上がりません。記憶に障害があると言われていましたが、作業の手順を覚えてもらうための良い方法はないでしょうか。
A
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【高次脳機能障害】手順を覚えてもらうより、わかりやすい手順書へ改良する方がメリットも大きい。
高次脳機能障害の人の中には、やった仕事を忘れる、仕事の手順を覚えられない、という記憶の障害のある方は多く見られます。
また、似たような仕事に思えても、ご本人にとっては、まったく新しい業務のように見えるので、その都度手順書を見ながらでなければ作業できないというのは特別なことではありません。
記憶しやすいキーワードなどを付箋で加えたり、ご本人が忘れやすいポイント・いつも確認するポイントを抜き出してチェックリストにしたり、図式化して即座に理解できるようにするなど、まずは手順書を改良してみることをおすすめします。
記憶障害という苦手さを克服するより、作業スピードを上げるという視点に着目していくことが得策だという考えです。
どういう手順書であれば、わかりやすいのかは障害のあるご自身が一番良く分かっていると思いますので、ご自身で手順書を改良してもらうなどもらうこともよいと思います。
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