障害者雇用Q&A

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ちょっとしたことでひどく落ち込んでしまい、その後の仕事に支障を来してしまう精神障害者社員への対応は?

総務部所属でデータエントリー作業などの業務を依頼している精神障害者社員。ちょっとしたことでひどく落ち込んでしまい、その後の業務に支障をきたしてしまうことがあります。わからないことがあったのに相談できなかったとか、順番を自分で変えてしまった、といった些細なことで、仕事の結果にはまったく影響のないことです。大丈夫、十分仕事はできていると評価してもあまり効果はありません。ひどい落ち込みにはどのように対処すればよいのでしょうか。

【落ち込む社員の対応】「大丈夫だ」「できている」ということを具体的、客観的に伝えていく。

精神障害のある人の中には、些細なミスや、ミスの原因が本人に全くない場合であっても、自責の念に駆られ落ち込んでしまう人も見受けられます。今回のご相談のケースも、精神障害のある方のひとつの特性として理解することが必要だと考えます。

ひどい落ち込みによって業務そのものが続けられなくなってしまうような場合などは、いったん場所を変え、まずは本人からしっかりと話を聞くようにします。
そしてすこし気持ちが落ち着いてきたら、「落ち込まなくて大丈夫」という評価を伝えます。「大丈夫」「仕事はできている」という表現より、「わからないことを相談しなかったことに自分から気付けたのだから大丈夫」「順番を変えてやっても一日に自分がやるべきことは問題なく終了している」など、客観的、具体的な伝え方にします。

特性であるとはいえ、ミスがあるたびにひどく落ち込んでしまうと、業務遂行に支障を来しますし、業務指導者の負担も少なくありません。「ひどい落ち込み」となる状況が発生しないように環境を整えていきます。それは、精神障害のある社員に「無理のない範囲で仕事をやってもらう」ということではありません。円滑に業務が遂行できるようにするという意味です。

業務開始時に一日の予定を共有する。作業手順書を提示する。報告や相談の基準や方法についてもあらかじめ伝えておくなど、業務の進め方や基準を明確にします。その遂行結果をもって「ここまでやっているのだから、充分よくやっている」と具体的な評価を継続し、徐々に自信をつけてもらうようにするということです。

業務日誌では、円滑にできている状態を肯定的に振り返れるよう、「できたこと」「よかったこと」の記入欄を作って、この部分の記入を必須にしてみてはいかがでしょう。
「できた」という事実を振り返ることで、ものごとを肯定的に捉えるきっかけが作れます。日誌には指導者記入欄を設け、その「できたこと」に対して、積極的に評価や感謝の気持ちを伝えることも有効です。また、「出来たこと」に対して同僚や上司から「助かった」「ありがたい」などの評価や感謝の気持ちを伝えることも大切です。褒める際はぜひ、笑顔で、視線を合わせることを意識してみてください。

それでも自己の評価があまりに低く、落ち込みがなくならいような場合は、支援機関の担当者に相談してみてもよいかもしれません。社外の第三者の立場からのアドバイスや評価が、ご本人の自信に繋がることもあります。

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