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障害者雇用をすすめる中での関わり方や育成方法に悩む店舗を
本部が支援できるような仕組みを構築。

- 株式会社アークミール
■外食レストラン事業
ステーキをはじめとした外食・レストランを展開■正社員:400名 アルバイト:2109 名
■1970年創業
1970年に「ステーキハウスフォルクス」のオープン以来、ステーキを中心とした外食レストラン事業を経営。現在では「フォルクス」のほか、気軽にステーキを楽しめる「ステーキのどん」、和風スタイルの「しゃぶしゃぶ どん亭」などのレストランを全国175カ所で展開し海外にも進出。フードコートなど新しいビジネスモデルの構築も行っている。

「1店舗に1名の障害者雇用」を目標に積極的に障害者採用を進めていた。一方で一部の店舗からは期待や要望として、「店舗でもっと戦力になってほしい」「育成方法を知りたい」「他の従業員と人間関係がなかなかうまくいかない」といった声が寄せられることもあり、店舗環境改善、障害者従業員の育成などの課題に悩んでいた。
そのような状況のなか、本部は新規採用活動と並行し、在職障害者の定着支援を強化する必要性を感じていたが、障害者の雇用管理に関する経験や専門的な知識を持つ人財は社内に見当たらず、苦慮していた。

障害者従業員が就労している店舗へアンケートを実施。
障害者従業員に対する満足度や課題感を把握したところ、課題感がある店舗では「障害者に対する知識の少なさ」「採用人財のミスマッチ」が要因となっていることが伺えた。
まず課題感の大きい店舗には、障害者雇用担当者と共に店舗訪問へ同行し、指導方法やコミュニケーションの取り方について直接助言。同時に、地域支援機関との連携を要請し課題解決を支援した。
あわせて障害者従業員がいる店長を対象に、障害者雇用に対する知識の習得と意識の向上を目的とした研修を実施。
また、採用のミスマッチを防ぐために採用基準と採用手順を見直すことで、採用活動における店舗と本部の役割を明確にすると同時に、店長向けの障害者雇用マニュアルのブラッシュアップを支援した。
成 果
- 成果1
- 店舗の障害者雇用に関するトラブルや問題を短期間のうちに改善
事前にアンケートを実施したことにより、緊急度や課題を具体的に把握することができた。特に課題感を大きくもつ店舗に対しては、効率的に課題の改善に取り組むことができた。改善に際しては、弊社担当が障害者雇用担当者と共に店舗訪問に同行。店長、現場従業員、障害者従業員に、その場で具体的な改善案を助言することで短期間のうちに改善につなげた。
- 成果2
- 障害のある従業員の定着支援を本部が積極的にできるようになった
アンケート結果から各店舗での障害者従業員の就業状況を把握。これまで以上に積極的に店舗及び店舗に就業している障害者従業員をサポートできる本部の役割として体制を明確にできた。
また本部の障害者雇用担当者に対しては、弊社の支援がなくとも障害者雇用に関わる業務を円滑に推進できるように着眼点や対応方法などの情報提供を集中的に行ったことで、障害者雇用担当者がわずか半年の間で、店舗での雇用管理をサポートできる基本的知識やノウハウの蓄積ができた。