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職域開発と採用方法の見直しによって質の高い応募者が急増した。

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■サービス業、IT機器小売業
■5000名

派遣法の抵触日到来の影響によって1000名近い社員増が見込まれている中で、新たに大量の障害者を採用する必要性を感じていた。
それまでは大半の障害者を本社管轄で採用していたが、これ以上の人数の障害者を本社で採用するのは困難な状況であり、新たな受け入れ部署で雇用拡大に取り組まなければならなかった。
IT機器の小売店舗を運営しており、業務的には可能性を感じているものの、接客業務との関連性の中で障害者の職域開発の進め方がわからずにいた。
大量採用を意識するあまり、勤怠が不安定であったり、他の社員とトラブルを起こす障害者もおり、雇用管理の苦労も絶えなかった。

店舗スタッフ業務の棚卸を行い、障害者向けのワークテーブル(一日の業務スケジュール)に組み立てた。
ワークテーブルを作成することで、その業務に必要なスキルもわかり、求人像が明確化された。
採用活動を進めるにあたっては、求人票記載の工夫、実習の実施、就労支援機関の情報提供などを行い、良質な母集団が形成されるようなサポートを実施した。
成 果
- 成果1
- 障害者の新たな職域開発に成功し、雇用の場が拡大した
本社管轄以外で障害者の雇用拡大の実績が作れたことは大きな成果であった。
1店舗目の雇用をモデルケースにして、仕事内容、採用プロセス、定着の仕組み、支援機関との連携などが進められたことは、きわめて効率的であった。
- 成果2
- 一緒に働く同僚として、貴重な人材として健常者スタッフから評価されている
新たに採用した障害者についてはこれまでの社員の評価と大きく変わった。
クレームや不満は全く寄せられず、「最初の不安は取り越し苦労だった」「助かっている」「ありがたい」などの肯定的な評価が数多く聞かれている。